歯の話-はじめに&目次-
前回の話はこちら
【インビザライン矯正編】⑭矯正開始!アライナー装着の注意点・付け方は?「チューイー」って何 - ははとこと。自由な男子とママと時々パパの育児漫画-イラストレーターにいどゆうの子育てブログ-
ロウソクのような棒?
突然ですが……
↓皆さん、これ、何か分かりますか??
薄いクリーム色の棒を渡され、歯が抜けている部分につけるよう説明されました。
触った感じは蝋にそっくり。
この蝋のような棒が何かというと、矯正用ワックスです。
ワイヤー矯正をしている人が、金具で口を傷付けてしまうことを防ぐために矯正器具に付けるというのが本来の使い方。
私は前歯2本を抜歯しているので、矯正が終わるまでずっと歯抜けの状態で過ごします。
アライナー(マウスピース)は透明なので歯抜けの状態が透けて見えて、格好悪い。
それに、歯にすき間があると空気が漏れて喋りにくい。
そこで、欠損部分をワックスで埋めます!
これでパッと見た感じだと歯が抜けているのが分からないようになります。
隙間を埋めるパテのような感じですね。
歯医者さんによってはポンティックと呼ばれるプラスチックの仮歯を用意してくれるそうです。
アライナーの中にニセモノの歯を入れているだけなので、食事中はもちろん歯抜けのままです。
人と会う時は気を付けないといけませんね……。
夫実家への帰省時、だいぶツラい見た目で食事した泣
矯正のための一時的な抜歯はよくあるけど、私のようにずーっと歯抜け状態で矯正することってなかなか無いのでは……?
誰が参考にするんだ??
ということでこの記事はかなりマニアックな内容となっております。
ワックスの使い方
私が使っているのは蝋のように硬くて、熱いお湯に浸けないとやわらかくならないタイプです。
慣れないとすっっごく成形しにくい!
同じタイプのワックスを使っている方で、もし苦戦している方は参考にしてください。
1.抜けている歯の幅くらいに矯正用ワックスを折る
2.矯正用ワックスをお湯でふやかす
70~80度くらい?熱めのお湯を耐熱容器に入れます。
お湯に浸けすぎるとボロボロに崩れるので、ちょっと弾力が出てきた程度で引き揚げます。
(↑ここが重要)
3.お湯から取り出し、すばやくアライナーに押し付ける
ここは時間との勝負!
冷める前にギュッと押し付けてください。
後で整えるので、はみ出ても気にしない!
高温NGなアライナーにアツアツのワックスを押し付けるのは抵抗感ありますが、この程度の作業だったら問題ないそうです(歯医者さんに確認済)。
4.余計な部分を削り取る
色々試した結果、 横の部分は歯間用のピック(糸ようじの後ろの尖った部分でも可)、上は爪でガリガリ削るのが早く仕上がりました。
歯科衛生士さんがワックスを削る時に耳かきのような形の器具を使ってたから耳かきを買ってみたけど、ちょっとやりにくい。
使っていたのは多分、粘膜剥離用の剥離子というやつですが、すごいお値段だったので購入は断念。
「スケーラー」という歯石取りの道具なら一般的な価格でネットショップに売っていましたが、アライナーを傷付けそうだからおすすめできません……。
使う時のコツ
慣れるまで、ワックスを付けるのはすごく難しい!
感触はまさに蝋のような感じで、冷めるとポロポロ崩れるので扱いにくい。
お湯から取り出した後に練って歯の形に整えたくなりますが、そこをグッとこらえてすぐにアライナーに押し付けた方がうまくいきます。
大きめに付けた後で削る感じです。
私は初め、ねんどのようにこねて成形するイメージでやっていたのでいつまで経ってもうまくいきませんでした!
義歯(自作)完成!
やや透明感のある質感で、遠くから見たら歯にそっくりです。
これを洗面所に落とした時は本物の歯が落ちてるように見えました。
すき間ができないようにうまく付けられたら、歯が抜けていることはパッと見では分からないです。
次回は、フロスなど日々のお手入れについて。
続きます。