歯の話-はじめに&目次-
前回の話はこちら
前回初めて歯のスキャンをして、今日はいよいよ治療計画を聞く日です。
期間がどれくらいかかるかなどの治療計画を聞いた後、先生がある提案をしてくれました。

歯になるべく負担をかけないようにしたいとのことだったので、前回お話してから色々設計を考えてこういったパターンもありだなと思って少し変えてみました。
歯の中心を少しずらすんですが…
――中心をちょっとずらす?
今の土台の歯、左の2番(向かって右側)はレントゲンで根っこの部分に影があり、折れている可能性が高いそうです。
▼なので普通に考えると、左の2番は抜歯、左犬歯、右2番+犬歯の3本で欠損した3本を支えるブリッジになるはず。
でも今回先生が提案してくれたプランはこう。
▼矯正で歯を少しずつ内側へずらし、歯の無い部分を2本にして、3本の歯で支える。
歯をどう動かすのか、アイテロの3Dモデルで見せてもらいました。
わー不思議!魔法か??
そんなのアリなのね!
犬歯が、1番の歯(一番中央にある2本の前歯)のすぐ隣に来るってことか!
6本分必要なはずのブリッジが、この方法だと5本で済みます。
欠損部分が少ないということは、その分、義歯の金額が安くなるということ。
ブリッジは1本で数千円(保険適用)~10万円の高級品です。
支える歯の負担が少なくなる上、ブリッジの金額が全然違ってくるので一見メリットばかりに感じます。
先生が言うには、デメリットは歯をずらすことで審美性がやや損なわれること。
分かりやすいよう、イラストでは極端に描いています。
実際は犬歯にもブリッジを被せるので、犬歯が前歯っぽく見えるように調整してくれる予定です。

こんな感じで歯の中心がズレることになります。
パッと見は分からないんですが、見た目的に気にされる方もいます。
どうされますか?

見た目よりも土台の歯への負担の方が気になるので……これでお願いします!!
希望を聞いてもらえて、こんな風に設計を変えてくれたのが嬉しかったです。
あくまで想像ですが、こういったやりとりを行えるのが格安矯正歯科との違いなのかも、と思いました。
次回は折れた歯を抜く予定です。
続く。